乳がん検診

乳がん検診を受診される方へ

乳がんは9人に1人がなると言われており、女性のがんによる死亡原因で上位です。
しかし、2cm以下で転移なく早期発見できれば約90%の人が10年生存しているという結果がでています。
進行度が上がるほど生存率は低下します。早期発見のために継続的に定期検診を心がけましょう。

乳がんはどのような病気?

  罹患数 死亡数
1位 乳がん 大腸がん
2位 大腸がん 肺がん
3位 胃がん 膵臓がん
4位 肺がん 胃がん
5位 子宮がん 乳がん

(年齢調整罹患数・死亡数)

罹患数は1位ですが、死亡数は5位です。つまり、乳がんは早期発見できれば治る可能性の高い病気です。要精査と判定されたら必ず精密検査を受け、早期発見を目指しましょう。

乳がん検診のメリット・デメリット

マンモグラフィ検査を定期的に受けることで乳がんによって亡くなるリスクが減少します。
一方でがんが一定の大きさになるまで発見できない場合や、がんではないのに要精密検査と判定される場合もあります。
しかし、これらのデメリットよりもがんで亡くなることを防ぐメリットとのことのほうが大きいと科学的に証明されています。

当院ではマンモグラフィ検査のデメリットを考慮して、エコー検査の併用を推奨しています。
マンモグラフィ検査で「異常あり」になったとしてもエコー検査で「異常なし・良性」が確認できれば精査をおこなわずにすむ場合もあります。
お仕事などで都合がつきにくい方はエコー検査を併用していただくと合理的です。

乳がん検診の継続

乳癌学会によると1年間のうちに乳がんと診断される人のうち、75歳以上の割合は16%です。どの年代になっても乳がんになる可能性は0にはなりません。可能な限り2年に1度、定期的に検診を続けましょう。

検査の流れ